作新学院大学からのお知らせ

<学長コラム>日々に自らを新しく

<学長コラム>日々に自らを新しく
(最終更新日:2024/03/28)

2024年3月28日巣立ちの日に贈る2つのメッセージ

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 3月17日(日)、明るい春の陽ざしの中、本学では大学、短大、大学院の学位記授与式が挙行されました。卒業生・修了生合わせて412名が本学を巣立ち、新たな人生の一歩を力強く踏み出していきました。
 学位記授与式の式辞において私は、卒業生・修了生の皆さんに2つのメッセージを贈りました。
 第一のメッセージは、普段の何気ない日常生活の大切さとその意義に気づいてほしいということです。私たちが日頃当たり前と思ってしまいがちな日常生活の中で、その日、その日に起こっている何か新しいものを感じ取り、その意義を理解していってほしいということです。
 そして第二のメッセージは、わが国で大きな災害等が起こった時に、しばしば見る事のできる人々が持つ利他的精神に気づき、そういった温かな行為を心にとどめて生きていってもらいたいということです。自己を律しながら他者のために何かを行おうとする気持ちは、自らの良心や強い意志だけで成り立つものではありません。目の前にいる人々の大切さに気づくこと、つまり「他者との関係性」を意識して日々の生活を送っていくことで徐々に育っていくものだと思います。
 これからの社会には、戦争、大震災、気候変動による自然災害、コロナをはじめとする感染症、あるいは生成AIの技術の革新など、大きな問題や課題が次々と生じてきます。そのような時代にこそ、本学で学んだ皆さんは建学の精神である「作新民(日々に自らを新しく)」を胸に「答えのない時代」を希望と勇気を持って力強く進んでいってもらいたいと願っています。
 間もなく令和6年度の新学期がスタートします。春休みの様々な経験を通してたくましく成長した学生の皆さん、そして本学で新たな学生生活をスタートさせる新入生の皆さんと、このキャンパスで過ごしていけることを、心から楽しみにしています。
 
2024年3月28日
作新学院大学・同女子短期大学部
学長 渡邊 弘
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