- 建学の精神
-
1.建学の精神「作新民」
作新学院の建学の精神は「作新民」(中国古典『大学』)ということばで表現されている。その意味するところは「新たにする民を作(おこ)せ」一分りやすく言えば、社会の進歩発展・変化に対応する新たな知識や 考え方を身につけていこう、ということである。「作新民」はまた、自らの力で新しい知識や課題を解決する能力を身につけ、自らが社会を変革していくという自覚をもつ人となろう、ということも意味する。
2.基本理念「自学・自習」「自主・自律」
作新学院大学女子短期大学部は、建学の精神「作新民」のもとに 「自学・自習」「自主・自律」を基本理念として、「学問の自由」そしてそれを支える「大学の自治」と「進取の気概」が満ち溢れる場となることを希求する。大学の構成員一人ひとりが、「作新民」から導かれる理想の実現に向けて、地域とともに歩む大学として「実学」を重視し、地域に積極的に貢献できる人材の養成をめざした教育と研究を実践する。
3.作新学院の起源
作新学院は創立者・船田兵吾によって明治18(1885)年に始められた「下野英学校」が母体である。戦前の一時期には「私立作新館」と改称したときもあったが、長く「下野中学校」として地域の人々に愛されてきた。戦後の新学制が発足することに併せて、作新学院の名称を本格的に使うようになった。
「作新」とは、中国の古典『大学』の一節にある。世の中に学問を広める目的や心構えを記したものだが、「日に新たに、日々に新たに、また日に新たなれ。」「新たなる民を作(おこ)せ。」の後段、「作新民」から引用したものである。実はこの名称は開明的で名藩主と呼ばれた大関氏が、下野の国の北東に位置した黒羽藩の藩校に使用していた。その関係者が「作新」の名が藩校の廃止とともになくなるのは惜しいと思い、その名の存続を船田兵吾に託したのがきっかけであった。
明治維新後間もない栃木県で、文明開化が「陸(おか)蒸気」に乗ってやってこようという時代背景のもと、兵吾がこの言葉に心を揺り動かされたのは想像に難くない。また新しい時代を切り開こうとした同僚の共感を得て、建学の精神を表現する言葉として定着していったのである。
4.教育理念
作新学院大学女子短期大学部は、作新学院設立の精神に則り、高潔な人格と確乎とした識見を養い、時代の要請に応え、実際的職業に即応し、自ら学び、自主的に自らを律して行動できる女性を育成することを目的とする。
本学では、幼稚園教諭・保育士・保育教諭等、幼児教育や保育に従事する者を保育者と呼称する。
5.三つのポリシー
作新学院大学女子短期大学部では、三つのポリシー(ディプロマ・ポリシー/カリキュラム・ポリシー/アドミッション・ポリシー)を定めています。
・三つのポリシー