- 加藤由紀さん(大学院2年)が税理士試験「財務諸表論」に合格
- (最終更新日:2023/12/20)
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2023年12月12日
「令和5年度(第73回)税理士試験」において、大学院 経営学研究科 2年の加藤由紀さんが、会計学に属する科目「財務諸表論」に合格しました。税理士試験は科目合格制をとっており、会計学に属する2科目、税法に属する3科目の計5科目に合格することで、最終合格となります。加藤さんは、作新学院大学 経営学部 に在学中の2021年度に会計学に属する科目「簿記論」に合格しました。卒業後は大学院に進学し、本学 資格取得支援室 のTA(ティーチング・アシスタント)として、資格取得をめざす学生の指導をしながら、試験勉強を進めてきました。税理士試験科目免除制度(※)による2科目免除を含めると、税理士の資格取得まで残り1科目となります。加藤さんに、本学での学びや試験勉強について聞いてみました。
※ 本学の大学院経営学研究科には「税理士試験科目免除制度」があり、学位取得による論文審査で税理士試験科目の2科目が免除されます。
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税理士試験「財務諸表論」合格
加藤 由紀さん(作新学院高等学校出身) -
合格に向けてどのような準備をしましたか?
今回、合格した科目「財務諸表論」は大学院1年生の時から勉強を始めました。1年生の時は試験に落ちてしまいましたが不合格の通知が届いた後、気持ちを切り替えて直ぐに勉強を再開し、次の試験まで土日も関係なく毎日勉強を続けました。
本学での学びはどのように役立ちましたか?
資格取得支援室で後輩からの質問に答えた時に、人に教えることで自分の記憶に残りやすいという発見がありました。自分自身の努力はもちろん必要ですが、教え合うことで互いの成長に繋がり、今の自分があるのだと思います。また、資格取得支援室にはさまざまな教材があり学生にとって勉強しやすい環境です。自分以外にも努力している学生の姿を見て励みになりますし、諦めそうになった時に頑張れと背中を押してくれた先生方には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今後の目標を教えてください
大学院修了後は実家の家業を支えながら、残り1科目の合格に向けて税法に属する科目「国税徴収法」の勉強に励み、日々努力していきたいと考えています。 -
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資格取得支援室長のコメント -
杉本 育夫 特任教授
経営学部特任教授、資格取得支援室長
税理士試験「簿記論」合格に続き「財務諸表論」の合格おめでとう!「ひたむきな努力」という言葉が、一番当てはまるのが加藤さんです。加藤さんは、朝から夜まで、毎日12時間以上は勉強していたのではないでしょうか?資格取得支援室でコツコツとペンを走らせる音と電卓をたたく音は聞こえない日はありませんでした。 大学に入り、簿記の初歩から勉強をスタートさせ、途中何度も検定試験に落ちるなど挫折を味わいながらも、今回の財務諸表論の合格で、ついに税理士資格合格まで残り1科目までになりました。努力が、報われて本当に良かったと思います。数々の困難にも負けなかった彼女のぶれない芯の強さにはただ敬意を表したいと思います。最後の1科目に合格したときの笑顔を今からとても楽しみにしています。 -