作新学院大学からのお知らせ

<学長コラム>日々に自らを新しく

<学長コラム>日々に自らを新しく
(最終更新日:2024/02/01)

2024年1月30日復興のフェイズに合わせた被災地支援を

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 1月1日(月)の16時10分に発生した「令和6年能登半島地震」では、230人を超える方が犠牲となり、多くの方が厳寒の中での避難生活を余儀なくされています。元日の午後の穏やかで楽しい時間が一瞬にして破壊されてしまう自然災害の脅威を、改めて強く感じております。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り致しますと共に、被災された方々に深心よりお見舞い申し上げます。
 私たちも、平成23(2011)年3月の東日本大震災を経験しております。当時の経験を無駄にすることなく、被災地の復興への協力や地元地域の防災・減災の取組みへの協力を進めて行かなければならないと考えております。本学では、発災直後にできる被災地支援として、義援金の募金をいち早くスタートさせました。今後は被災地の状況に合わせ、更なる支援や協力を進めて行きたいと考えております。
 さて本学は、東日本大震災を契機として、平成26(2014)年に「栃木県防災士会」との連携協定を締結し、平成29(2017)年から栃木県内の大学として唯一となる「防災士養成研修講座」を開催しています。その他にも宇都宮東警察署や宇都宮市との間で災害発生時や緊急時に本学のリソースを提供する協定を結び、地域の防災・減災活動への協力を積極的に進めて来ました。
 昨年12月1日(金)には、本学(作新大・作新短大)が世話人校となり、足利大学、宇都宮大学、国際医療福祉大学にご協力をいただいて、栃木県内の4大学と1短大を会員校とする「栃木県の大学等による防災・減災活動連絡調整会議」を立ち上げました。今後は、定期的に会議を開催して、会員校同士で情報交換を行いつつ、栃木県における防災・減災に関する教育や研究の推進、防災士の養成をはじめとする担い手の育成など、大学と短大が地域の災害への対応力向上に取組んで行くことになります。
 令和6(2024)年は、防災・減災に加え、被災地域への支援や協力について深く考えて行く年になりそうです。災害発生直後の「応急対応期(急性期)」、そして「復旧期(回復期)」、「復興期」と続く、所謂「復興のフェイズ」に合わせ、本学として何ができるのかを考え実行して参りたいと思います。
 
2024年1月30日
作新学院大学・同女子短期大学部
学長 渡邊 弘
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