- <学長コラム>日々に自らを新しく
- (最終更新日:2024/06/21)
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2024年5月31日新たな地域貢献の取り組み
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初夏のさわやかな風が吹く中で、緑豊かな本学の清原キャンパスの木々も、次第にその色を深めています。新年度の授業も軌道に乗り、学生の皆さんは日々の授業や実習をとおして学びを深めています。しかし一方では、新しい環境の中で迷ったり、困りごとを抱えたりする方もいます。本学では、この時期にアセスメント・ポリシーに基づいた「学生生活困りごと調査」の実施や担任教員による個別の面談などを行い、学生の皆さん一人一人に寄り添い、その成長を応援する取り組みを行っています。
さて、4月のことになりますが、本学では、文部科学省が募集した今年度の「大学・専門学校等における生涯学習機会創出・運営体制モデル構築」(受託事業)の「知的障がいのある人たちの学びを支援する包括的な生涯学習事業」に、栃木県内の大学・短大として初めて採択されました。現在、『さくしん学びのカレッジ』の開設に向けた準備が進んでいます。
これは、障がいのある人たちに対する生涯学習の保証をとおして、栃木県における「就学前から学校卒業後にわたる一貫した支援」と「家庭・学校・福祉の連携・協働」を推進し、地域共生社会の実現をめざす取り組みです。『さくしん学びのカレッジ』を大学・短大共同で立ち上げ、本学のリソースを生かした学習プログラムを県内の知的障がいのある人に提供して行きます。人間文化学部発達教育学科において、特別支援学校教諭免許状が取得できるという、本学の強みも、この取り組みの中で十分に活かせるものとなっていると思います。
私は、肢体不自由児療護施設である「ねむの木学園」の理事を兼務し、障がいを持つ子たちに長く寄り添って来ました。今回の受託事業についても、本学の新たな地域貢献事業として発展させていきたいと考えています。
2024年5月31日
作新学院大学・同女子短期大学部
学長 渡邊 弘
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