作新学院大学からのお知らせ

<学長コラム>日々に自らを新しく

<学長コラム>日々に自らを新しく
(最終更新日:2024/10/10)

2024年10月3日
防災に寄与できる人材の育成を続ける

  • 本文


 はじめに、9月21日(土)に起こった能登半島豪雨により被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。報道によれば、9月29日(日)現在、能登地方で13人の方の死亡が確認され、453人の方が避難所での不便な生活をされているということです。1月1日(月)の能登半島地震からの復興に力を尽くされている中での、今回の豪雨災害の発生は、能登地方の皆様にとって本当に辛い出来事であったことでしょう。私は、本学においても被災地の皆様に対してご協力できることを考え行動しなければならないと思い、学内での義援金の募金活動の実施を指示しました。
 
 さて、近年の災害について考えますと、大規模化・長期化の傾向が見られるように思われます。この夏に発生した台風10号は、私たちが経験したことが無いほど長期間にわたって停滞し、各地に被害を出しました。災害といえば、すぐに地震を連想しがちですが、令和の時代の防災は、地震に加えて、風水害やパンデミック、そして火山の噴火などに対応して行かなければなりません。
 本学では、地域における防災意識の普及や防災人材の育成を目的として、年2回の「防災士養成研修講座」の実施と「減災リスク・マネジメント概論(公開授業)」に取り組んでいます。今年度の「減災リスク・マネジメント概論(公開授業)」は、地域について学習する「とちぎ学」の授業の中に組み込んで12月5日(木)から12月26日(木)まで、全4回で実施します。すでに「とちぎ学」の受講学生の中には、防災への関心を持って防災士の資格取得を希望している学生もいると聞いています。
 
 今後、ますます大規模化・長期化が予想される日本の災害に対して、私たちは被災された方への支援や復興への協力の輪を広げると共に、大学・短大での教育を通して地域の防災に寄与できる人材を継続的に育成していく必要があると考えています。これもまた、社会における本学の重要な使命であると私は思います。
 
2024年9月29日
 
作新学院大学・同女子短期大学部
学長 渡邊 弘
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