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作新学院大学 数理・データサイエンス・AI 教育プログラム

作新学院大学 数理・データサイエンス・AI 教育プログラム

作新学院大学
数理・データサイエンス・AI 教育プログラム(リテラシーレベル)について

 本学では、全学的な基盤教育として数理・データサイエンス・AI に関する内容を学べる科目群を設置しています。
 
作新学院大学 数理・データサイエンス・AI 教育プログラムについて
▶ プログラムの概要
 作新学院大学 数理・データサイエンス・AI 教育プログラムでは、データサイエンス及び AI の基礎的な知識を習得し、数理・データサイエンス・AI を日常の生活、仕事等の場で使いこなすことが出来る基礎的な素養を身に付け、Society 5.0 の社会に必要とされる人材を育成します。プログラム修了者には、修了証を交付します。
 
▶ プログラムで身に付けることのできる能力(学修成果)
 今後のデジタル社会において、数理・データサイエンス・AI を日常の生活、仕事等の場で使いこなすことができる基礎的素養を主体的に身に付けること。そして、学修した知識・技能をもとに、これらを扱う際には、人間中心の適切な判断ができ、不安なく自らの意志で AI 等の恩恵を享受し、これらを説明・活用できるようになること。
 
▶ プログラムの修了要件
 本学では、1 年次に「コンピュータリテラシー1」、「統計学 1」、「情報と社会」を開講しています。これらの科目を受講し、単位を取得することで、数理・データサイエンス・AI に関する教育プログラムを履修したことになります。
 
▶ 授業科目と内容 及び モデルカリキュラムとの対応

 1.社会におけるデータ・AI 利活用 講義内容
1-1 社会で起きている変化

「情報と社会」第 2 回

情報技術の歴史、コンピューターの小型化、ビッグデータの活用
・ビッグデータ、IoT、AI、ロボット
・データ量の増加、計算機の処理性能の向上、AI の非連続的進化
・第 4 次産業革命、Society 5.0、データ駆動型社会
・複数技術を組み合わせた AI サービス
・人間の知的活動と AI の関係性
・データを起点としたものの見方、人間の知的活動を起点としたものの見方

1-2 社会で活用されているデータ 「情報と社会」第 3 回
自動運転、人工知能(AI)と 2045 問題、ロボットの進化
・調査データ、実験データ、人の行動ログデータ、機械の稼働ログデータなど
・1 次データ、2 次データ、データのメタ化
・構造化データ、非構造化データ(文章、画像/動画、音声/音楽など)
・データ作成(ビッグデータとアノテーション)
・データのオープン化(オープンデータ)
1-3 データ・AI の活用領域 「情報と社会」第 8 回
マスメディアとインターネット、サーチエンジンの仕組み、情報収集のカスタマイズ化
・データ・AI 活用領域の広がり(生産、消費、文化活動など)
・研究開発、調達、製造、物流、販売、マーケティング、サービスなど
・仮説検証、知識発見、原因究明、計画策定、判断支援、活動代替、新規生成など
1-4 データ・AI 利活用のための技術

「情報と社会」第 9 回

Wikipedia と背景と信頼性、フォークソノミー、メディアリテラシー

・データ解析:予測、グルーピング、パターン発見、最適化、シミュレーション・データ同化など

・データ可視化:複合グラフ、2 軸グラフ、多次元の可視化、関係性の可視化、地図上の可視化、挙動・軌跡の可視化、リアルタイム可視化など

・非構造化データ処理:言語処理、画像/動画処理、音声/音楽処理など

・特化型 AI と汎用 AI、今の AI で出来ることと出来ない こと、AI とビッグデータ

・認識技術、ルールベース、自動化技術

1-5 データ AI 利活用の現場

「情報と社会」第 13 回

SNS、LINE によるコミュニケーション、障碍者とインターネット、ネット依存

・データサイエンスのサイクル(課題抽出と定式化、デ ータの取得・管理・加工、 探索的データ解析、データ解析と推論、結果の共有・ 伝達、課題解決に向けた提案)

・流通、製造、金融、サービス、インフラ、公共、ヘルスケア等におけるデータ・AI 利活用事例紹介

1-6 データ・AI 利活用の最新動向

「情報と社会」第 14 回

集合知の可能性、児童ポルノ、有害情報、デマ情報、 情報の評価、不用意な情報発信の弊害

・AI 等を活用した新しいビジネスモデル(シェアリングエ コノミー、商品のレコメンデーションなど)

・AI 最新技術の活用例(深層生成モデル、敵対的生成ネットワーク、強化学習、転移学習など)

2.データリテラシー 講義内容
2-1 データを読む

「統計学 1」第 2 回:質的変数・量的変数/量的変数の中心を代表する値

扱うデータの種類ごとの,質的変数と量的変数の違い量的変数の中心を代表する平均,中央値,最頻値など

「統計学 1」第 3 回:分布の特徴を表す値

与えられたデータからの平均,分散や標準偏差など

2-2 データを説明する

「コンピュータリテラシー1」

グラフと図形(データの表現と比較)

2-3 データを扱う

「コンピュータリテラシー1」

データの表記方法、集計、並び替え

3.データ・AI 利活用における留意事項 講義内容
3-1 データ・AI を扱う上での留意事項

「情報と社会」第 6 回

防犯カメラとプライバシー、公共の場所でのプライバシ ー、個人情報の価値

・ELSI(Ethical, Legal and Social Issues)

・個人情報保護、EU 一般データ保護規則(GDPR)、忘れられる権利、オプトアウト

・データ倫理:データのねつ造、改ざん、盗用、プライバ シー保護

・AI 社会原則(公平性、説明責任、透明性、人間中心の判断)

・データバイアス、アルゴリズムバイアス

・AI サービスの責任論

・データ・AI 活用における負の事例紹介

3-2 データを守る上での留意事項

「情報と社会」第 7 回

保護と過剰反応、プライバシーと知る権利、プライバシ ーと忘れられる権利、法律違反

・情報セキュリティ:機密性、完全性、可用性

・匿名加工情報、暗号化、パスワード、悪意ある情報搾取

・情報漏洩等によるセキュリティ事故の事例紹介

▶ 実施体制

委員会等役割
大学教育センター長 運営責任者
作新学院大学 数理・データサイエンス・AI 教育プログラム委員会

プログラムの改善・進化等

自己点検・評価

▶ 自己点検結果
 
〈参考〉
文部科学省「数理・データサイエンス・AI 教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」